歯を失ったら、どの義歯にしますか?
こんにちは。
流山市運河駅から徒歩1分、柏駅から野田線で10分のかわい歯科クリニックです。
何らかのトラブルで歯を失った場合、大きく分けて「入れ歯・ブリッジ・インプラント」3つの治療法があります。
それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、どれが適切かはその方によって変わってきます。
取り外し可能な義歯で、一本の歯の欠損から全ての歯を失った場合にも対応できます。
入れ歯治療は保険診療と自由診療のどちらも選択可能で、保険診療の入れ歯であれば、比較的治療費が安く済みます。
また、入れ歯を作る際には外科処置は不要で、インプラントとは違い持病があっても治療することができます。ただし、歯茎が痩せている場合は入れ歯といえど難しい症例となります。
デメリットは、噛む力の弱さです。
部分入れ歯は天然歯と比べて噛む力は30~40%、総入れ歯では約10~20%と非常に弱く、しっかり噛みにくいことが最大の弱点です。
また、顎の骨が吸収するため入れ歯が合わなくなり、歯と粘膜の隙間に食べ物が挟まって痛んだり、温度や味が伝わりづらくなったりと、お食事の面で不自由を感じやすくなります。
総入れ歯の場合は、すぐに外れてしまうこともよくあるトラブルです。
ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を土台とし、3本以上の繋がった人工歯を固定する方法です。
固定式のため外れにくく、噛む力も入れ歯に比べて強くなります。
入れ歯同様、ブリッジも保険診療と自由診療のどちらも選択可能で、保険診療であれば費用を抑えることができます。
しかし、ブリッジは土台にするために、両隣の健康な歯をたくさん削らなければいけません。
せっかく健康な歯なのに、削ってしまうことで歯の寿命が短くなる恐れがあります。
また、ブリッジは清掃が難しく汚れが残りやすいため、口臭の原因にもつながりやすくなります。
インプラントは、外科手術で顎の骨にインプラント体を埋め込み、人工歯を装着する治療法です。
顎に直接埋め込むため、天然歯に近い噛み心地で、固いものでもしっかりと噛むことができます。
また、見た目も自然で、機能面と審美面を兼ね備えた治療法です。
デメリットは、保険診療が適用されないため、治療費が高額になってしまいます。
また、外科手術が必要なため、シニアの方や持病がある方などはインプラント治療ができないこともあります。
このように、どの治療法にもメリットとデメリットがあります。
どれが適しているかは、お口や身体のコンディション、審美性、治療期間や費用など、その方のお口や身体の状態、ご希望によっても変わってきます。
どの義歯治療にするか、歯科医師やご家族とじっくり相談して決めていきましょう。